キャラクターデザインと権利 商標登録の高い壁

by cekilala on 8月 7, 2010


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ちょっと空いた時間に脊髄反射のようにして作ったキャラクターがいい感じなので、記念(お遊び)というか実務(社会)経験にもなるので商標登録でもしてみようと思ったのが始まりでした。





商標登録について書かれているホームページや弁理士事務所のページ、上記の本を読み、特許庁のホームページを調べ、ちょっとウケた特許についての映像コンテンツ(演技がわざとらしいし何故か早見優)を見たりして見識を深めていった訳です。

結論としては初期コストがかかりすぎるし手続きが面倒くさい、のでやる気を失った
声高らかに「解散、撤収!!」ということになりました。

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コストがかかる訳

商標出願費用は基本料金6,000円+1分類につき15,000円 ということになっています。

この1分類というのが落とし穴でした。

実際につくったキャラクター「ブロックマ/BLOCKUMA」を見本に説明したいと思います。


まず、商標というものを説明しておきましょう。(読み飛ばしても大丈夫でしょう)

商標とは、事業者が、自己(自社)の取り扱う商品・サービスを他人(他社)のものと区別するために使用するマーク(識別標識)です。

私たちは、商品を購入したりサービスを利用したりするとき、企業のマークや商品・サービスのネーミングである「商標」 を一つの目印として選んでいます。そして、事業者が営業努力によって商品やサービスに対する消費者の信用を積み重ねることにより、商標に「信頼がおける」 「安心して買える」といったブランドイメージがついていきます。商標は、「もの言わぬセールスマン」と表現されることもあり、商品やサービスの顔として重 要な役割を担っています。

このような、商品やサービスに付ける「マーク」や「ネーミング」を財産として守るのが「商標権」という知的財産権です。

商標には、文字、図形、記号、立体的形状やこれらを組み合わせたものなどのタイプがあります。

商標権を取得するためは、特許庁へ商標を出願して商標登録を受けることが必要です。商標登録を受けないまま商標を使用している場合、先に他社が同じような 商標の登録を受けていれば、その他社の商標権の侵害にあたる可能性があります。また、商標を先に使用していたとしても、その商標が、自社の商品やサービス を表すものとして需要者に広く知られているといった事情がなければ、商標権の侵害にあたる可能性がありますので注意が必要です。

商標には文字、図形、記号、立体的形状やこれらを組み合わせたものなどのタイプがあるということです。お店の名前や、マーク、キャラクターだったり、立体的形状というのはペコちゃん人形やカーネルサンダース人形などの立体物です。

商品やサービスに付ける「マーク」や「ネーミング」を財産として守るのが「商標権」になりますが、商標権を取得するためは、特許庁へ商標を出願して商標登録を受けることが必要です。

ここでいろいろな関門が立ちふさがっています。

出願するときに45種類に分けられた商品やサービス「役務(えきむ)」のジャンルから登録したい商品・役務を選びます。洋服類で商標登録をうけたい場合は第25類になります。ファッションブランド名やロゴを登録したい場合、このジャンルで商標を展開したい場合はここに登録します。

同じような分類でおもちゃ(携帯ストラップやぬいぐるみなど)は第28類、おもちゃと同じジャンルになりそうなものですがテレビゲームは第9類、紙・文房具類は第16類と細分化されています。

参考に分類のガイドラインのページです。

ここで重要なのは先程出てきた

商標出願費用は基本料金6,000円+1分類につき15,000円

というところの「1分類につき15,000円」というところです。

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私のサンプル例でいうと、キャラクターのTシャツプリントなど洋服のジャンルで独占使用したい場合で1分類。おもちゃに展開することを考えると2分類、文具になることを考えると3分類、ネットゲーム、広告、家具・食器に…となるとものすごい額の出願費用になってしまいます。

それに加え、同じ分類に類似のものがあった場合は認められないことがあります。同時に出願した中でひとつの分類でもダメなものがある場合は同時に出願したすべてのものが却下されてしまいます。別々に出願した場合なら大丈夫ですがそれぞれ基本料金がかかることになります。

審査が通り登録するには今度は登録料がかかります。

商標登録費用 1分類につき44,000円(5年間)または66,000円(10年間)
+電子化費用(電子出願しなかった場合) 1件につき1,200円+1ページにつき700円

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仮に4分類審査が通った場合

出願に66,000円 登録に5年分で176,000円 計242,000円かかります。

5年経ったら、また176,000円払って更新しなければいけません。

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こんなの遊びでも記念でもなく 本気(マジ)でなくては出来ません。 実に高いハードルいや富士山です。

名前とマークと立体とそれぞれ登録したりすることを考えたりすると非常に恐ろしいことです。

こちらでどんな商標が登録されているか情報を調べられるのですが試しに「キティ」を調べてみることにします。「商標(検索用)」のところに「キティ」と入れて検索実行ボタンを押します。検索結果の一覧表示をすると…。

…と出てくる出てくる。商標登録のオンパレード。ほぼすべての分類に登録されています。医薬の分野は大正製薬が持ってるのかぁ〜フムフムとなったりします。また、「ハローキティ」でも同じように登録されています。興味を引くのは第13区分の鉄砲,鉄砲弾,火薬,爆薬,火工品及びその補助器具,戦車でも登録されていることです…。人殺しの道具に「ハローキティ」という名前が使われたら「ハローキティ」ブランドが台無しですからね。

そのほかにもおでんくんやアンパンマン、リラックマとかあらゆるキャラクターを調べることが出来ます。おでんくんは権利者が株式会社小学館集英社プロダクションで6区分に登録しているというように。権利者は著者じゃないんですね。

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多くの分類に登録することでより名称のブランドが守られることになります。

例えばプリウス。
もちろんトヨタ自動車の車の名称ですが、日立のパソコンにもプリウスというものがあります。他に釣り具の分野では株式会社エイテックという会社が、微生物製剤及び化学剤の分野では株式会社静内衛生社という会社が商標を登録しています。

区分の登録に足りないものがあったりすると、いざその分野で名称を使いたいとなった場合に既に登録されていたなんて場合には使えないなんてことになります。例えばアンパンマンで食品の分野に登録がないとアンパンマンのパンが独占使用出来ないという結果に(実際は登録されていますが)。

ここまで書いてきて疲れてきてしまいましたが、ざっと商標についてはこういうことになります。

権利といえば…著作権は?と思う人も少なからずいるかもしれません。しかし著作権は非常にあいまいな権利です。誰が最初に考えたかということを証明するのがとても大変です。形にしなくても同じような事を考える人はいくらでもいるわけですし、似たようなものを後から作って時間は偽装できますから。

こういう風に著作と権利についていろいろ考えてきた訳ですが、個人の作家レベルではとりあえず発表してたくさんの不特定多数の方に見てもらうしかなく、パクられたとしてもclaimする手段、証明が難しいということです。

この辺の権利の仕組みがもうちょっと変わってくるとやる気が出てくる人もちらほら出てくるのではないかなと思うのでなんとかしてもらいたいところなんですが!!

以上、2010年の夏の寒い想い出でした。

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紙箱にして、モニターの遮光フードの上におわします。もともと段ボールにしたかったんです。

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希望があれば携帯の待ち受けなどにします。
うちの子のために絵本にしましょうかね。

あーあ。



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